2012年10月30日火曜日

お楽しみ会&新年会

気が早いですが、私が指導をしている生徒合同のお楽しみ会と新年会を、来年1月27日に行うことを決めました♪

生徒の皆さんは、普段は別々の場所で習っています。個人レッスンの方は、他の生徒さんとの交流はありません。個人レッスン経験がある方はご理解頂けると思いますが、横の繋がりが無いと辛いものがありますよね〜。

まず二胡のお楽しみ会をします。二胡の独奏と希望者の合奏をして、その後どこかのお店で新年会!!という流れです。

必ずひとり一曲は独奏を!

これが唯一の丸ルールなのです。
「えっ、独奏〜〜〜???」とおっしゃられる方もいらっしゃいますが、これは譲れましぇ〜ん。

独奏!となれば、頑張りも違います。

皆さん、頑張って下さいね。
合奏も楽しみにしています〜☆

2012年10月24日水曜日

太極拳Tシャツ

先日、「太極拳に合わせて二胡演奏をしました」とこのブログに書きましたが、それをきっかけに太極拳に興味を持ちはじめ、早速、トライしてみることにしました!

コスチューム好きな丸は、まず中華街にあるお店「中国貿易公司 中華街1号店」さんにて、24式パンダ柄Tシャツを購入♪

パンダ柄Tシャツ(¥2100だったような)

赤の他には、白、黒、灰色、ピンク、水色、黄色、と沢山の色がありました。毛沢東似のおじさん柄もあり、どちらにしようか迷いましたが、友人と二人で真っ赤パンダを購入。

太極拳の映像とパンダイラストを見比べたのですが、よくわかりません。3式くらいから??となり、23式でまたイラストを理解できるようになりました(笑)

現在、二胡の集い“病中吟の会”でも太極拳を練習しよう!と友人と二人で盛り上がっています。集い仲間の中に太極拳ができる人がいる!と知り、ガッツポーズ☆

映像を観ながら練習を開始しましたが、早速スペース問題にぶち当たり、ガックリ。

太極拳を公園で行う理由がわかりました。
かなりスペースを使います。しかも横長な感じ。
六畳の和室で練習していますが、机を片付けても、ウ〜〜ン、なんだか少し狭いです。

なかなか覚えられず苦戦中ですが、長い時間をかけてコツコツ覚えていこうと思います!








2012年10月23日火曜日

ホラ・スタッカートの虜

姜先生教室のあるクラスのレッスンでは、現在「ホラ・スタッカート」(Hora staccato)というバイオリン曲を習っています。
中国語タイトルは「霍拉舞曲」。
家でカラオケに合わせて弾いているのですが、速度も速く、トリルも多く、音程も半音や増二度が多いので、大変難しい曲だと思います。今回教室で習っている版は、バイオリンの原曲とは少し違い、後半の難しいところが無くて、その前のくだりの繰り返しになっています。それでも難しいんですけどね〜。



演奏しているハイフェッツ(Jascha Heifetz)氏が決めた弓方向の楽譜を見たことがありますが、その指示通り二胡で演奏するのは大変難しいです。なので、二胡版での弓の指示はかなりバイオリンと違いますし、楽譜によっても違います。

特に最初のところ、アップ弓(推弓)のひと弓でスタッカートを弾くのですが、そこが難しいのです。上から弓を置くバイオリンでは簡単でも、二胡では至難の技。ダウン弓で弾く方はいますけどね。

でも、アップでもできる方がいるのですよ〜!!
私はジョージ・ガオ先生はどう弾くのかが気になっていたので、先生に「弾いてください!」とお願いしたことがあります。先生はこのバイオリン楽譜通りの弓方向で弾こうとしていらっしゃいました。そして、殆ど弾けていたのです。
驚きで目が出そうになりました。
さすがマシ〜ン・ガオ先生です。

実は私が一番印象に残っている演奏は、この少年↓のパンフルート演奏なのです。
フィンランド人少年ステファン・スタンチウ(Stefan Stanciu)君が演奏していたのを聴いて、この曲とパンフルートの虜になったのです。(後に私はパンフルートを習ってしまうのですが・・・。)


彼、子役並みに堂々としていますが、現在もパンフルート奏者として活躍されているんですよ。1982年生まれなので、今は31か32歳ですね。

パンフルートはルーマニアの楽器で、この曲はルーマニア人作曲家Grigoras Dinicuが作った曲なので、度々パンフルートでも演奏されることがあります。

ついでにもうひとり紹介。

もしかすると、音を流して振りだけしているかもしれませんが、音色が綺麗ですし、音がとても正確ですね。
お茶目さん♪


東欧の曲には素敵な曲が多いですよね〜。
また練習しよっと!










2012年10月22日月曜日

ヘグム教室が同じ部屋で!

昨日は姜先生のレッスンがありました。
私もあるクラスに交じり、練習と見学をさせてもらいました。毎回、充実したレッスン内容で楽しいのですが、先生の理想はとても高く、決して妥協されないのです。私たちはその要求に応えようと必死に頑張りますが、なかなかすぐには上手くいきません。うぅぅぅ・・・。

廊下で、あるクラスの生徒さんと話をしていたら、次に同じスタジオを使おうとしている様子の女性数名がやって来ました。その方々は二胡のケースを少し小さくしたような物を持っています。

気になりキョロキョロしていたら、椅子に置かれているチラシが目に入りました。
おぅ!ヘグム教室のチラシです♪
私はすかさず「ヘグムを見せてください!」とお願いして、見せてもらいました。
二胡仲間も興味津々な様子。

弓の毛は二胡よりも緩いです。胡弓の弓を少なくした感じ。指をたくさん入れて、ピン!と張るようにしているのは、しっかり毛を張るためだったのですね〜。

そこへ、レッスンを終えられた姜先生がいらっしゃいました。
姜先生も20数年前にはヘグムを弾いた経験がある、とのことです。

チラシを二枚もらいました。
韓国人のヘグム奏者、キム・ヨンハ(金河)さんのチラシです。
コンサート(12月14日)とヘグム&チャング個人レッスン(12月5日〜11日)を行ってくださるそうです。



コンサートの詳細はこちらに載っています。
「Gallery韓路 韓国伝統楽器 BBD」さんのページから、チケットを予約できます。↓
http://www.bbdjp.com

レッスンについてはこちらから。↓
http://www.bbdjp.com/workshop/detail.php?code=1350525981

韓国ではレッスンの時に先生は模範演奏はしない、そうです。
えっ??
姜先生は模範演奏をたくさんしてくださるのに〜〜。

このホームページの実店舗は、私が頻繁に通る道の少し先にありました。
灯台下暗し!

今度覗いてみま〜す♪


2012年10月15日月曜日

韓国の二胡・ヘグム

昨日は神奈川県立音楽堂に、韓国伝統音楽とソリを聴きにいきました。
初めて訪れた会場なのですが、席が1列毎に階段一段分上に上がるので、大変見やすい会場でした。
客席はいっぱいでした。在日韓国人の方が多かったようです。

韓国で活躍されている素晴らしい演奏家&教育者の方々の演奏を聴くことができて、とても感激しました。このレベルの演奏を聴く機会はなかなか無いと思います。
合奏、劇、歌、舞、と盛りだくさんで、韓国芸能の片鱗を知る事ができました

韓国の二胡「ヘグム」(해금)も登場しましたよ。

ヘグムの音を聴いているうちに、去年訪れたソウルの民族楽器屋さんのことを思いだしました。お店にはヘグムやテグム、太鼓類がところ狭しと置かれていて、リクエストをすると、店主のおじさんが気前よく色々な楽器を演奏してくれました。

一緒に行った友人は、ヘグムを弾かせてもらいましたが、耳に心地よい音を出すのは難しそうでした。弦は絹糸を撚ったもので、かなり太いです。千斤も無いので、棹から弦までの距離が二胡よりも離れています。左指の第一関節を曲げて指の腹で弾いているように見えました。弓の動きは二胡と同じですが、小指も弓の中に入れて、毛をしっかり下に押し付けているようです。

ビブラートは常に弦を横に押すのですね〜。


ヘグムを演奏している清楚な女性は、チョ・ヒェリョン [ 조혜령 / Cho Hye Lyung ] さん。韓国国立国楽院のメンバーだそうです。

You tubeでヘグムの伝統音楽を探したのですが、楽器がアップで、手元が見易い名演奏を見つけることができませんでした・・・。




横浜の中華学校で二胡!

昨日行ったコンサートでもらったチラシの中から発見!

10月21日(日)に、横浜山手中華学校で、神奈川フィルハーモニー管弦楽団と二胡奏者の王 淑麗さんの演奏が行われるそうですよ。

詳細はこちらから↓
http://www.kanaphil.or.jp/Concert/concert_detail.php?id=112

ゴーヤマラカス?・・マスカラ?

二胡の集いに参加した時に、知らない曲や難しい曲を弾く事になって、それをただずっと聴いているはつまらないですよね。

そういう時はパーカッション参加です!
一番簡単なのは手拍子、足踏みですが、何か可愛い物があると場が盛り上がりますよね。

検索してみました。可愛いマラカス&シェイカー。

まず、ゴーヤの形をしたシェイカーと、持ち手の付いたマラカス+マスカラを発見!
誰かが間違えてマラカスをマスカラ、と言ってしまい、それをきっかけにゴーヤマスカラも作ったそうですよ。沖縄の高良商店さん作。

ミニボンゴキットも興味をそそられます。

PLAYWOODさんシェイカー&マラカスコーナーには、可愛い物が沢山ありますよ。
京劇面シェイカーにびつくり!!これ、二胡と合いますね。

DECOLEのリンゴ&オレンジのマラカスも可愛いです。

エド・インターさんから、北極マラカスという3種類の動物(シロクマ、アザラシ、セイウチ)の形をしたものも出ています。

調べていたら次々出てきたので驚きました。
色々な種類のシェイカーがあるのですね〜〜。

あとはそれぞれの音が気になります。
どんな感じかなぁ〜〜?





2012年10月13日土曜日

太極拳と共に二胡演奏♪

今日は“第26回西朝霞公民館祭り”に参加しました。
「さわやか気功 太極拳」の皆さんの太極拳の発表に二胡で参加したのです。

太極拳のS先生は、とても小柄で可愛らしい方です。しかも優しいお声の持ち主。
太極拳のメンバーは60歳代、70歳代の方が多いようでしたが、若々しい印象を受けました。最高齢は86歳!だそうです。
皆さん、お揃いの衣装で登場。

9時半頃からリハーサルを行いました。
24式には「睡蓮」、42式(途中まで版)には「SILENT MOON」、
先生と男性生徒さんお二人の演舞には「女人花」、を演奏しました。

私の二胡の生徒と太極拳の先生以外の方々は、初めて二胡と一緒に演舞されるので、私は「二胡に合わせて演舞できるかしら・・?」と反応がとても気になりました。

一番の気がかりは、最後の合わせ、でした。演舞が終わると同時に音楽が上手く終わらないと変なので、ピッタリ合うように太極拳の流れを把握しないといけないのです。
けれども、私は太極拳を習ったことがないので、流れが全くわかりません。最後の方の動作を教えてもらい、You tubeで太極拳の映像を何度も観て覚えました。

重要なこと。それは、速さキープ!なので〜す。
私が速く弾くと、演舞も速くなってしまい、私が遅く弾くと、遅くなることに気がつきました。皆さんが日頃使っている音楽の速さをメモし、本番では、メトロノームを譜面台に置いて弾く!という作戦で挑むことにしました。

56キープで弾き続けることは難しかったです。古琴を40キープで練習した日々を思い出しました。遅いスピードをキープ!、それはとても苦しいのであります〜(汗)

本番は準備体操もあり、私も参加しました。体操のお陰でリラックでき、演奏もなかなか上手くいったように感じます。
☆ひと安心☆

S先生、さわやか太極拳の皆様、大変お世話になりました!





2012年10月11日木曜日

二胡の集い「病中吟の会」

8日に、ある二胡の集いに参加しました。
仲良し二胡仲間二人に誘われたので、試しに参加してみたのです。

今回は参加者は少なかったそうで、女性3、紳士1の合計4名でした。
紳士のIさんとは「初めまして」でした。Iさんは二胡を中国で習われたそうです。

練習はとても楽しかったです。ある時は一緒に同じ旋律を弾き、また有る時は即興で二胡伴奏を付け合ったり・・・、きっちり決まりが無い、って楽しいものですね。

女性三名はQUEENの名曲「WE WILL ROCK YOU」の三重奏を練習。
リズムは足踏みと手拍子です。紳士Iさんにも手拍子で参加してもらって、4人で楽しく合奏できました。



マラカスとリャマオカリナちゃんを持参して行ったのですが、ピアノ伴奏譜は持って行きませんでした。練習場所にはピアノがあるので、次回はピアノ譜も持っていこうと思います。あと、何か小さい打楽器も良いかもしれないです。シェイカーとか太鼓とか。

卓球台があったので、休憩時間に卓球をする予定だったのですが、二胡に集中しすぎて忘れてしまいました。次回は卓球もします!

楽しい時間はあっという間に過ぎ、夕方に。
ここは中国・・??と勘違いしてしまいそうな中華レストラン「東京大排档で夕食を楽しみました。







姜先生コンサート速報!

昨日、TWILIGHT CONCERT(大手町コンサート) 42「姜建華(ジャン・ジェンホワ)が奏でる、二胡の調べ」を聴きに、三井住友銀行本店に行ってきました。

演奏曲目です♪ ↓
 花好月圓(任光/黄怡釣)
 彩雲追月(広東音楽)
 空山鳥語(劉天華 ):二胡独奏
 二泉映月(華彦釣)
 紅河の春(李航涛):揚琴独奏
 蘇州夜曲(服部良一)
 日本の曲・秋メドレー 
 ハンガリー舞曲 第5番(ブラームス)
 チャルダッシュ(モンティ)
アンコール曲目:里の秋 
ライブ中継もされたので、ご覧になった方もいらっしゃいますよね。

演奏の感想ですが、最近の姜先生の演奏の中で一番良かったと思います。揚琴ともバランスも良かったですし。やはり二胡には揚琴ですね。

会場のエントランスホールは天井が高く、とても広かったので、「マイク無しで音量は大丈夫かな・・?」と心配になりました。人の出入りがありますし、車の音等色々な音が聞こえます。姜先生も音量のことを気にされていましたが、さすが先生、そこは技量+持ち前のパワー&気合いで問題なく演奏されていらっしゃいました。

今回の先生のお衣装は、赤いシルクチャイナドレス。おNEWなのかな? 私は初めて見ました。縦に花柄があるので、スタイルをスラッと見せる効果抜群です。先生にとても良く似合っていました。

相方が郭敏さんなので、先生も安心して演奏されていたようです。
昨日まで一緒に北海道でツアーをされていたそうで、演奏慣れしていたのも良かったのでしょう。

私が一番印象に残った曲は「二泉映月」で、次が揚琴の「紅河の春」です。
「二泉映月」はロング版でした。
とても良い演奏だったと思います。この曲の時は、客席がシーンと静まりかえって、全員が音楽に吸い込まれていたように感じます。二胡仲間ではない友人も誘ったのですが、彼女も「二泉映月が一番印象に残っている」と言っていました。

郭さんの揚琴独奏を久し振りに聴きましたが、「紅河の春」はググっと引きつけられる魅力的な曲でした。郭さんの演奏には女性奏者特有の激しさや勢いが有ります。

映像はこちら↓から観られるようになると思うのですが、まだ今日は観られませんね・・。

http://www.iij.ad.jp/news/concert/2012/1010.html

http://www.iij.ad.jp/tv/

2012年10月8日月曜日

姜建華二胡コンサート(10月10日)

♪ ♪ ♪ ♪ お知らせです ♪ ♪ ♪ ♪ 

明後日ですが、10日(水)に姜建華先生のコンサートが行われます!
つい先程、そのことを知ったもので・・・。


<姜建華が奏でる二胡の調べ>


【演奏】姜建華(二胡) 郭敏(揚琴)
【日時】10月10日(水) 18:30~19:30(開場18:00)
【会場】三井住友銀行本店ビルディング1階
メインエントランスホール
    千代田区丸の内1-1-2
【入場料】無料
【HP】http://www.iij.ad.jp/news/concert/2012/1010.html

ライブは中継されるそうです。

2012年10月6日土曜日

久し振りの☆男性

変なタイトルですみません。
久し振りの男性生徒入室〜〜!!です。

NHK文化センター光が丘校で二胡を教えているのですが、入門クラスに男性が加わりました。その方は二胡を持っていたのですが、全くの初心者なのでした!
口あんぐ〜り・・・。

二胡を持っている=経験者、と思ってしまった私のミスです。
NHK文化センターのほうから連絡があった時に、「二胡を既にお持ちです」と言われ、私はその方が経験者だと勘違いしてしまったのです。

講師の皆様、「そろそろG調を教えようかな〜」と思っていたら、全くの初心者が一人入ってきたら、どうしますか〜〜〜?
慌てますよね。

他の生徒さんの気持ちもあります。
「新学期、何を弾くのかな〜?ワクワク♪」とされているところに、
「開放弦からスタートで〜す!」では、ガクッときますよね。可哀想です。

今回はラッキーでした。
その男性、最初から綺麗な音をだせる方だったのです。説明もちゃんと聞いてくれますし、素直な方のようです。ふふふ、これはイケる!!と心の中で呟き、1時間の間に、開放弦→D調音階→G調音階を練習しちゃいました。

今回は出来る方だったので、こんな強引な進め方も可能でしたが、もしボーイングもままならない方だったら、私はどうしていたでしょうか?

う〜〜ん、難しい。
今度の課題です。

まあ、グループレッスンの良いところは、他の生徒さんに影響される、ですね。個人レッスンならばこうはいかないです。


2012年10月4日木曜日

ロマパワー炸裂!!!

台風が東京に来た日曜日に「タラフ・ドゥ・ハイドゥークス」の演奏を聴きに行きました。
そのコンサートには、「コチャニ・オーケストラ」やインド舞踊のクイーン・ハリシュ(男性ですが、女性の衣装を着て踊ります)、ベリーダンサーも登場し、多いに盛り上がりました。
Taraf de  Haidouks
ゴージャスなクイーン・ハリシュ
☆男性です☆



「タラフ・ドゥ・ハイドゥークス」はルーマニアのグループで、メンバーはロマ(昔はジプシーと言っていましたね)の人たちなんです。映画にも結構出演されている有名なグループなんですよ。



今回はなぜかコンサートホールでの演奏だったので、立つことも踊ることもできませんでした。こういう音楽はお行儀よく聴くものではないので、なんだか消化不良でした。

終演後にトイレに入ろうとしたら・・・♪〜♪〜〜・・・・・・?
下から音楽が聴こえてくるではありませんか!

なんと、ロビーで彼らの演奏が始まったのです!
みんな大興奮〜〜〜〜〜!!!
 


やはりこうでなくちゃ!
コンサートホールでのお行儀の良い演奏は、彼らにとっても物足りなかったのでしょう。

帽子を持ちながら投げ銭を要求したりして、芸人魂バッチリでしたよ。



愛おしい松脂さん

二胡の音色に関わる要素のひとつに、松脂がありますね。
皆さんは何をお使いですか?

私が今まで使ってきた松脂は3種類で、全部バイオリン用の松脂です。



◆Guillaume:ベルギー製

◆Liebenzeller (GoldI):ドイツ製


◆Larica (GoldI):ドイツ製







最初に使ったのはGuillame(ギョーム)。
丸いメープルの木箱が素敵なのですが、その分高かったです。他の2種類と比べると硬めでサラサラしています。音もサラッとしていますし、夏でも使えます。
今は木箱ではない容器の物も販売されていて、価格も木箱入りよりも安めです。

次に使ったのはLiebenzellerのGold。名前の通り、Goldが入っているそうですよ♪GoldIはバイオリン用。

とても気に入っていたのですが、残念ながらもう製造していません。その製造方法をLaricaが受け継いで、同じ製法で製造しているそうですが、見た目や使った印象では、LiebenzellerとLaricaは全く同じではないような気がします。

LaricaはLiebenzellerよりも色が濃く、粘りがあります。音色は深みがあるので好きなのですが、Liebenzellerよりも軟らかいのです。夏はと〜〜っても軟らかくなってベトベトしてしまい、高音を弾いて少しでも指先に松脂が付くと、弦に満遍なく松脂が付着してしまい、思うようにポジション移動ができなくなるのです〜(汗)。松脂を包んでいる布の後が残ってしまうくらい軟らかくなるのですよ。


現在は、夏は
Guillame、それ以外のシーズンはLaricaを使用しています。

他にも数種類の松脂を試したことはあります。

それで感じたことは・・・。

硬くてサラサラな松脂は、音が薄くて軽め。

粘りのある松脂は、音に深みがある

バイオリン用の松脂って、たくさん種類がありますね。
楽器屋さんに行くと、色々試してみたいな〜、と目移りしてしまいます


お試しサイズの松脂って売ってないのかな・・・?









2012年10月3日水曜日

越中おわらの風の盆・初レッスン♪

今日、「越中おわら風の盆」の初レッスンを、ある個人レッスンの生徒にしました。

「楽譜が完成したので、今日から弾きましょう!」と言うと、とても喜んでくれました。やはり弾きたい曲を習えるのは嬉しいことのようです。

五線譜を数字譜に書き換えて、色々な音源と照らし合わせながら少し修正をして作りました。
弾いてみると、なかなか良い曲です。
二胡でも合いますから、興味が有る方は是非二胡で弾いてみてください。

今日の反省。
レッスンは、楽譜を渡した次の回から始めたほうが良いですね。
わかっていたのですが、今回は楽譜を渡してすぐにレッスンに入ってしまいました。
私が模範演奏をして、それを録音してもらって、すぐに最初から練習したので、少し戸惑っていたようです。

でも集中して弾いたので、1時間で最後まで弾けましたよ。
頑張りましたね〜♪拍手♪

2012年10月2日火曜日

安如砺先生と伝統曲

久し振りに、安如砺先生のお別れコンサート「二胡芸術教学成果展演」の映像を観ました。
DVD
安如砺「二胡芸術教学成果展演」

安如砺先生は二胡演奏家で
中国音楽学院の教授。劉天華の直弟子である蒋風之から指導を受けられた方です。姜先生もご指導して頂いた恩師なのですが、2010年に癌を患われて、71歳でお亡くなりになりました

写真でも分かると思いますが、安先生はとてもお痩せになられていしまい、その姿が痛々しいです。
コンサートでは中国音楽学院の先生方や御弟子さん、姜先生が演奏され、最後に安先生が「漢宮秋月」を曽徳維先生や華夏民楽団と一緒に演奏されました。

椅子に座る時や立ち上がる時は支えがいるくらいなのですが、安先生の表情はしっかりとされていて、二胡の音色も表現も細やかで素晴らしいものです。人生最後の演奏ならば、無意識に感情が入り過ぎてしまいそうですが、そういうものは全くありません。ただ、その主人公の悲哀を表現することに集中している、といった印象を受けました。

「漢宮秋月」は難しい曲だと思います。
習ったのは7年前くらいでしょうか。姜先生から「王宮にお嫁に行ったら、王宮から出られないのよ。もう実家には帰れないの・・・。その悲しみを表現して」と言われました。しかし、それまでこういう曲を習ったことが無かったので、先生と同じように上手く表現できませんし、その当時はレッスンを録音していなかったので、文章で書き留められないような細かな表現を、家に帰るまで記憶することもできませんでした。

姜先生は、私たちが全く曲を理解していないので、「はぁ・・・、こういう状況は今の人にはわからないのね・・。」とため息をつかれて、途中でこの曲の指導を諦めてしまわれました。

その後、私は様々な二胡の伝統曲を習い、また多くの演奏家の演奏を聴いてきたので、以前より「漢宮秋月」を理解できるようになったような気がします。

安先生の演奏を聴いていると、曲の後半から、あるところに視線がいってしまいます。



曽先生の左隣に座っている綺麗な女性が、安先生の後ろ姿をじっと見つめながら演奏を噛み締めながら聴いているのです。眉間に皺を寄せて、先生の独奏の部分で音楽に合わせて頷きながら、噛み締めるような表情です。
「安先生の演奏はこれが最後・・・・。もう演奏を聴く事はできない・・」と心の中でつぶやいているように見えます。

中国音楽学院では伝統曲の指導に力をいれている、と姜先生から聞きました。
しかし、多くの若い演奏家や指導者は、伝統曲をそれらしく演奏することと指導することができない、そうです。

やはり安先生の存在は大きかったのだな、と実感します。