2014年5月12日月曜日

さようなら!閔恵芬老師

本日午前中、閔恵芬先生がお亡くなりになったそうです。69歳でした。

言うまでもありませんが、閔先生は二胡界のスターでした。
閔先生の特に素晴らしいところは、清々しい演奏と音の立ち上がりの速さ、だと私は思っています。

私が閔先生の演奏を聴いたのは4回です。
最初は2003年10月に中国国宝楽団のメンバーとして来日された時、東京芸術劇場(池袋)と奈良の法隆寺で演奏を聴きました。その後、台湾で姜先生や宋飛さんと一緒に出演された時。最後に閔さんが日本にいらっしゃった時も演奏を聴きにいきましたが、それが最後になってしまいました。

先生は足を引きずりながら舞台にゆっくり登場されるのですが、お顔は常にニコニコ♪。そして、よっこいしょ、と椅子に座ったとたん、なんの躊躇も力みも無く演奏がすぐ始まります。そのギャップに毎回驚かされました。

姜先生の家に私がお邪魔した時、姜先生は閔先生の話をしてくださいました。
姜先生が幼い時、閔先生は姜先生の伯父さまと親しくて、よくお家に遊びにいらしていたそうです。その時から可愛がってもらっていたのよ、と懐かしそうに話をしてくださったことを思い出します。

閔先生の若い時の映像がYou Tubeにあります。
閔先生と言えば、この曲!というくらい代名詞になっている曲です。
聴く度に、素晴らしいな〜、とため息が出ます。


あと、もう1曲。私が演奏してきた曲の中で最も難しい曲と感じる「洪湖人民的心願」の演奏も素晴らしいです。CD等で是非一度、閔先生の演奏を聴いてみてくださいね。

閔先生、天国でも思う存分二胡を演奏してください!

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