2013年11月15日金曜日

古琴の世界

昨晩は、知人の琴会に行きました。
古琴の生演奏を楽しむことができる機会はあまりないので、毎年開催あれるこの琴会をとても楽しみにしています。

琴の演奏を聴いていると、昔の中国にタイムスリップしたかのように感じられます。琴はとても音量が小さいので、常に静寂の中で演奏されます。琴の音だけが聴こえるその空間にいると、「紅楼夢」の世界を思い出します。中国人の貴族が、邸宅で一人静かに琴を奏でている〜〜〜♪、そういう風景を想像させるのです。

最近、芸大の同級生からお知らせがきました。
琴にまつわる書画の展示と演奏が12月2日に大田区区民ホールのアプリコで開催されるそうです。
古琴奏者の高欲生さんによる琴の紹介と演奏もありますよ。入場は無料だそうです。

「宇津保物語(うつほものがたり)」に登場する中国古琴と書画展 南風(なんふ)

琴の歴史はとても古いものです、古来から脈々と受け継がれている楽器です。
絵画や詩の中にも登場します。
今日は王維の詩をご紹介しますね。


竹里館 王維
獨坐幽篁裏
彈琴復長嘯
深林人不知
明月來相照

独り坐す幽篁(ゆうこう)の裏(うち)
琴を弾じて復(また)長嘯(ちょうしょう)す
深林人知らず
明月来たりて相照らす








残念ながら、私は師匠のレッスンがあるので、琴の演奏を聴くことはできませんが、お時間がある方は、是非どうぞ〜。







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