2015年1月29日木曜日

さようなら、張韶先生

今日、なにげなく二胡仲間のFacebookを見たら、張先生への追悼演奏をしている映像を発見!「えっ?先生お亡くなりになったの〜!」

虫の知らせなのか、最近先生のことを考えることが多く、先生が書かれた「二胡広播教学講座」の日本語訳版を毎晩読んでいました。

今月22日に87歳でお亡くなりになった、とのこと。とても悲しいです。。。
張韶先生
張先生は私の師匠、姜建華先生の先生です。姜先生が中学生になる時に上海から一人で上京し、中央音楽院で初めて指導してもらった先生が張韶先生なのです。私も張先生から指導を受けました。北京を2度訪れて、その時に張先生から「病中吟」や「空山鳥語」等をレッスンしてもらいました。

先生はとても熱心な方で、朝から晩まで二胡のことを考えていらっしゃるのがわかりました。根気強く、情熱的な指導です。
私は指導をする時に、張先生の影響を感る時があります。生徒に「電車の中でも練習はできますよ。電車の棒に指を載せてビブラートの練習をしたり・・・・・。」と言う時です。先生の口癖は、「バスや電車に乗っている時でもビブラート練習はできるので、しなさい。」でした。

私が主宰している「みやび会」のみやびは、先生につけてもらった名前「小雅」が元になっています。中国語が殆ど話せない私を、とても静かな奥ゆかしい女性と勘違いされて、そのようなあだなをつけてくれました。

先生が書かれた「二胡広播教学講座」は日本語に訳されて、上巻が出版されました。次に下巻が出る予定です。上巻はもうSold Outですが、また増刷するかもしれないので、皆さん、次回増刷される時は購入してくださいね。この本1冊手元にあれば、二胡のことはだいたいわかりますから。

生前、張韶先生は毎日「空山鳥語」を弾いていたそうです。
張先生、天国でも日々二胡を奏でてくださいね♪


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