2012年11月15日木曜日

黄土高原に緑を!!

深夜、NHKの地球イチバン「地球でイチバン荒れ地と闘う人たち〜中国・黄土高原」という番組を偶然観ました。

陝西省は黄土高原の一部です。

私は陝西省の辺りの民謡が大好きなので、私はこの辺りの映像を観ると、釘付けになってしまいます。音楽と風土は深い関係がありますから、どうしても観てしまうんです。

黄土高原は厳しい環境の土地です。降水量は少なく、しかも夏に集中的に降ります。土は

粒子が小麦粉のように細かいので、土砂崩れ等が頻繁に起こるそうです。土砂が崩れる
と、農作物がダメになってしまうため、農民はずっと苦しい生活を強いらてきました。


番組では、その問題を解決しようと50年も尽力された朱序弼さんという男性を紹介していました。朱さんは、土砂崩れを防ぐために傾斜地に植物を育てるのですが、そこに植える根の長い草を探すことは大変だったそうです。長年中国各地を探し回って、ようやくシャーダ—ワン(和名「ムラサキモメンヅル」)という植物を発見しました。

シャーダーワンは根が最大3mにも伸びる植物だそうです。

「その草を探すのは、サバクで針を探すようだった。」という朱さんの言葉が印象的でした。

山の斜面に種を蒔くのですが、その方法に驚きました。

植物の種と水を混ぜた土を小さいペットボトルに入れて持ちます。綱を腰を巻いて、斜面を降りながらその土を斜面に打ち付ける、というものです。
う〜〜ん、危険いっぱい〜〜(汗)

乾燥した土が露出したままの村もあれば、朱さんの努力で緑地化に成功した村もあります。その映像を観ながら、緑のありがたさをあらためて感じました。


地球イチバン「地球でイチバン荒れ地と闘う人たち〜中国・黄土高原」

http://www.nhk.or.jp/ichiban/backnumber/b04/index.html#bn

大高洋夫さん(俳優)の記事

http://hido703.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/post-41c7.html

「地球イチバン」

NHK総合 毎週木曜日 22:00〜22:48
再放送:翌週木曜日 午前1:20〜2:08(水曜日深夜)

黄土高原の厳しさを感じることができるオススメ映画は、「黄色い大地」です☆☆☆





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