「閑居吟」は段落が5つに分かれていて、主の柔らかい旋律が、形を変えて何度も登場します。その間に別の軽快なメロディーが登場して、対比を付けています。それぞれの段落をを上手く弾き分けないと、聴いている人は「いつ終わるの、この曲?エンドレス・・?」と退屈に聴こえてしまうことも。ポジション移動、弓の配分、ハーモニクスや換弦などなど、難しさがたくさんある曲です。
友人が絶賛している汝芸さんの「閑居吟」演奏↓
https://www.youtube.com/watch?v=U71Cky1vYpo
「悲歌」は先生から習ったことがありません。なので、現在、必死に自主練中。
この曲は、劉天華が亡くなるまで弓方向を決められなかった曲です。お弟子さん二人が弓方向を記録した2種類の楽譜が存在しています。お二人が習った時期が違うので、こうなったようです。
私はどちらで弾こうか迷っていて、まずは先に劉天華から指導を受けた沈仲章版で練習しています。弓の切れ目が予想外なところなので、楽譜の指示通り弾くのはとても至難の技ですし、「弓方向を暗譜できないかも・・」と不安に思いながら弾いています。高音を綺麗な音で盛り上げるのも難しいです。“気”を入れないと弾ききれないですね、この曲は。
劉天華先生 (1895〜1932) |
これからレッスンできちんと指導できるよう、更に練習してみます!
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