2015年9月12日土曜日

半音階の嵐・新賽馬

「新賽馬」をレッスンで教えることになりました。
https://www.youtube.com/watch?v=TmZdbcIcy34



演奏者は「賽馬」を改編したお二人、陳耀星さんと息子の陳軍さんです。
猛烈速くて、早回ししているのかな?と思ってしまいました。後ろの旗が自然な動きなので、していないかも。
左側のお父様は、私が北京で演奏する曲「陝北抒懐」の作者です。音色に艶がある素晴らしい演奏家で、作曲の才能もある希有な二胡奏者さんだと思います。

私は、あまり知名度が無い原曲の「賽馬」と、有名な短い「賽馬」の2バージョンしか弾いたことがありません。演奏会では中国人奏者が「新賽馬」を時々演奏しますが、途中で半音階がくると「これって馬の競争シーンと関係ある?微妙・・」と心の中で呟いていました。原曲の「賽馬」は激しさはあまり無いのですが、美しい旋律で、カデンツァも叙情的なんですよね〜♪どうして、皆さん演奏しないのでしょう?

姜先生のレッスンの時に、半音階を生徒が弾いているのを教室の隅で聴いていたのですが、頭が痛くなってきました。「難しそう・・」そう感じながらレッスンを終え、次の日、家で半音階を弾いてみました。
しかし、実際に弾いてみると意外に簡単でした。あるパターンを半音ずつ上がりながら繰り返すだけなので。ひと安心。でもこういう部分が苦手な人は多いです。音がズレても分かり難いので、きちんと音をとれるような練習をさせないといけません。

重要な音だけをピッチアップして、音を正しくとりながら、正しい音を記憶してもらえるような練習曲を作っています。楽譜は次回の基礎レッスンまでに作りますので、皆さんお待ちくださ〜い!


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