2013年4月1日月曜日

ダン・バウとの出会い

今日は、二胡ではなくてベトナムの民族楽器“ダン・バウ”の話をしますね。
今回のライブではダン・バウも演奏するのですが、「どういう楽器ですが?」と訊かれることが度々あるので、簡単に説明します。


大好きな「LANG TOI」(私の故郷)という曲の前奏や間奏に、ダン・バウの音色を聴くことができます。

ダン・バウはこういう楽器↓です。漢字で書くと「弾瓢」。

ダン・バウ  ベトナム声放送さんの写真より
弦はたったの1本で、竹のピックを使ってハーモニクス奏法で演奏します。弦をCに合わせ、弦の半分の場所に右小指付け根を軽く触れさせて、ピックで弦を弾いて同時に手を弦を離すと、高いCの音が出るんです。そのように弦の1/3、1/4、1/6、・・の場所でも同じように弾くと、GCE・・と音がでます。

他の音は、水牛の角でできたバーを左右に動かして、弦の張りを変えて出します。バーを左右に小刻みに揺らすと、ビブラートがかかります。

音量が小さいので、現在はエレキ楽器になっています。私はギターアンプを使っています。民族楽器なのに電気を使うなんて、珍しいですよね。

ダン・バウを知ったのは15年以上前です。偶然テレビで音を聴いたのですが、その音色に魅了され無性に習いたくなったのです。ベトナムのホテルで、綺麗な女性がダン・バウを演奏していました。その音色がとても美しかったです♪

その番組は旅番組かと思いきや、最後に通販番組に早変わり。「ダン・バウを販売!」で、価格は5万円だったような・・?思わず飛びつきそうになったのですが、最後に「ベトナム語の教本が付いてきま〜す!」というひと言で、購入を諦めました。

つづく




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