昨日は雪降る中、張尊連先生の来日二胡コンサートを聴きに、後楽園の文京シビック小ホールに行ってきました。張尊連先生は日本で活躍されている張会斌先生の学校の後輩で、現在、中国音楽学院(北京)の教授です。田宇先生のお師匠さん!ということで、どの様な演奏をされるのか、とても気になっていました。
張尊連先生とはこういう方です↓
https://www.youtube.com/watch?v=YFwAq8016R4
今回は自由席だったので、開場前から長蛇の列でした。そして会場は満席!音楽学校の先生ですし、日本ではあまり知名度がない方だと思うので、張会斌先生とその生徒さん方の尽力のお陰ですね。素晴らしい!
張尊連先生はマイクを使用しませんでした。1曲目の「月夜」の演奏の最中に気がついて、「おっ、凄〜い!」と心の中でつぶやきました。当然、伴奏の揚琴もピアノもマイクはありません。演奏曲目は中国二胡曲の名曲ばかり。どれも難しい曲です。張先生は全曲、全身全霊で演奏されました。どの楽器でも演奏を聴けばその人となりがわかりますが、張先生の演奏は癖がなくて、真摯に二胡に向き合って来られたのだろうな、という印象を受けました。その通り、張先生の性格はとても真面目だそうです。
気になったことは、二胡の音量を重視したせいか、揚琴の音量とピアノの音量が少し小さかったことです。ピアノの蓋を完全に閉じていたのですが、もう少し低音を出してもよかったかな〜。曲の場面転換の時の揚琴ソロで力強く表現するべきところでは、もう少し音量を出した方が張先生も演奏し易かったのでは?そこが残念に感じました。
いつも感じますが、舞台での音量バランスは難しいですね。リハーサルの時に、音楽がわかる人が客席で聴いて、アドバイスしないといけないですから。
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