2020年12月23日水曜日

豫北の音楽

最近、久しぶりに「豫北叙事曲」を弾きました。教える前に久しぶりに弾いてみたのですが、表現の幅が広くて、演奏しがいのある曲だなぁ、と感じました。旋律、曲の構成、ピアノ伴奏、どれをとっても素晴らしいです。

こちらは、姜先生と同じ中央音楽学院の教授である薛克先生の演奏です。https://www.youtube.com/watch?v=AE39gL8g_zs

この曲を作曲された劉文金先生は、1958年、先生が中央音楽学院の三年生(21歳)の時にこの曲を作曲されたそうです。そんな若さで!と驚きました。題名の「豫」は、今の河南省のことで。豫北は河南省の黄河の北側の地域をさします。この曲の2段落の旋律には、河南省の音楽表現が出てくるのですが、河南省の音楽をちょっと聴いてみてください。

https://www.youtube.com/watch?v=2RllPmCKejY

 https://www.youtube.com/watch?v=SdSjoDYUmy0

 大胡にも驚きますが、二胡と三味線を足したような楽器、墜胡坠胡)は演奏方法も音色も独特で、私はとても興味があります。この地域の独特の節回しも好きなので、楽器演奏や劇音楽をたくさん聴いて、豫北叙事曲」の2段落目に登場する河南省の音楽の味わいを、より上手く表現したいです。

2020年12月16日水曜日

高級駒の音色はどんなかな?

 二胡仲間のお一人が、「江南春琴行」さんで7500円の高級な駒を購入したそうです。7500円もする駒があるのですね。

https://jiangnan.ocnk.net/product-list/107

作者の彭曙光さんは中国でも有名で、中国人の二胡の先生や楽器屋さんも彼の名はご存知でした。私も興味はありますが、実物を見ないと購入して良いかどうかの判断ができません。材質がわかっても、駒の底面積や高さがわからないと購入できないです。

駒は、材質と大きさ(高さと底面積)が重要です。日本で売られいる駒の多くは、高さが高めですし底面積も大きいです。そこが残念です。もう少し小さい駒を販売して欲しいな、といつも思います。