2014年2月25日火曜日

a-minorはa-minor!

最近、五線譜を使って二胡を教えています。

個人レッスンでは、「Goy Gol 」という曲を教えているのですが、その曲は、A-majorとa-minorがでてきます。主音が同じAなので、そのまま主音をAを同じ指で弾いたほうが弾き易いです。いつまでもa-minorをC長調教えるのはおかしいですしね。

a短調をC長調として教えると、指つかいが違うので、大変なことになります。
A長調→a短調→A長調→a短調・・・と入れ替わる時は、基本的に同じ指つかいのほうが弾き易いですし、それが自然だと思います。

レッスンでは、簡単な音階から始めています。
1、A-major(A長調)音階
2、a-minor(a短調)の3種類の音階:自然的短音階、和声的短音階、旋律的短音階

短調の3種類の音階は重要なので、これは覚えてもらおうと思っています。

人気の曲「チャルダッシュ」を弾くには、この勉強は必須ですね。長調と短調が出てくる曲ですし、短調音階を理解できれば、五線譜でレッスンができます。
クラシックは五線譜で教えたいものです♪




皆の人気者 豫北さん♪

3月2日に張林先生ご指導による「豫北叙事曲」の公開レッスンが行われます。
私も参加しますが、この曲は今までの曲の中で一番人気のようで、レッスン希望者が普段より多いそうです。2回×2班で行うような話もチラホラ。。。

私が演奏した時はピアノ伴奏だったので、揚琴との共演はどういう感じなのかはわからないのですが、なんだかワクワクします。張先生の伴奏が盛り上がっても、音量で負けないように頑張ります☆

こちら↓をご覧下さい。
ラサ企画の張林先生のページ
http://lasa-kikaku.cside.com/zhang-lin/

2014年2月14日金曜日

Hasanov先生の可哀想な二胡さん

Kamanchaの師匠、Hasanov先生も、実は二胡を一台お持ちなんですよ。

「糸巻きが1つしか無かったんだけど、弾けるようにしたんだ」と話をされていらっしゃいました。私は、糸巻きをもうひとつ手に入れて、弾けるようにしたのかと思っていたのですが、そのまま1弦だけで弾いていたようです。その証拠映像がコレ!

Kamançaçı İmamyarın Amerika sərgüzəştləri- [Video]www.azadliq.orgGöy-göl mahnısının sədası San-fransisko məktəblərindən birində gəlir. 10-11 yaşlı məktəblilər azərbaycan musiqisini həm alətlərdə ifa etməyi, həm də oxumağı öyrənirlər

先生が事務所でお話をされている横の壁に、月琴と二胡がありますよね。糸巻きがひとつだけでしょう。もう、先生〜〜!!

私の二胡を弾いてもらったのですが、途中から弓を取ってしまって、外弦だけをチェロみたいに弾き始めたんです。何かおかしいな?と思っていたら、こういうことだったのですね。納得。

これではいかん!と二胡を愛する者として、先生の糸巻きを探そうと思います。次回先生にお目にかかる時は、糸巻きを携えて、先生の二胡を修理しよう!と心に決めました☆

以前、台北に行った時、「百楽琴苑」という楽器屋さんに古琴の備品を買いに行ったのですが、その時、そこで糸巻きや音窓が単独で売っていることを知ったので、そこで手に入れられるのですが、ネット販売はしていないみたいです・・・(涙)とても残念。

百楽琴苑の二胡関係の備品のページ↓
http://baiyue-music.com/procomponent.php?idept=10

また探してみます。日本で手に入れられないかな〜。







2014年2月12日水曜日

相性ってあるんですね

Red Dragonの弦に替えてから少し経ちますが、この弦は音が硬いような気がしてきました。音量は大きいですし、高音部分も良く鳴ります。しかし、音がキツイいんです。

どうしたものか・・・、と考えて、新しい弓を探すことしました。店で一種類良さそうな弓をみつけたので、試してみたのですが、少し弾いたら、とても良い音色になりました☆ 私の二胡は八角形なので、竹が硬めな弓を購入しました。弦と弓の相性ってあるんですね。諦めないで良かったです。

発見もありました。
音程が以前よりも狂い難くなったように感じます。これはDed Dragonが太くて硬いからだと思います。少し弦を強めに押しても、弦が緩まないのです。

これで後は問題は無し!なように感じますが、ひとつ問題があります。
音の微妙な表現ができないんです。弦が硬いので、音の変化も出し難いです。ちょっとした微妙な音の変化を出すには、研究が必要なようです。

●細くて柔らかい弦:×音程が狂い易い。◯微妙な音の引き分けができる。
●太いで硬い弦:◯音程が狂い難い。×音の微妙な変化を出し難い。

こんな感じでしょうか。


2014年2月11日火曜日

Sari Gelin

アゼルバイジャンダンス映像を検索していたら、素敵な曲に出会いました。

           

"Sari Gelin"(Blonde Bride)です。悲しげな曲調で、一度聴いただけで耳に残る曲です。優雅なアゼルバイジャンダンスと曲がピッタリで、思わずウットリ〜♡ 二胡で演奏しても良さそうです。

この曲を演奏している楽器は何 ・・・?と考えたのですが、皆さん分かりますか?
トルコだったらクラリネットを使うんでしょうけど、クラリネットほど音が強くないんですよね。モヤッとした感じ。
あれこれ考えていた時、この↓You Tube映像を観て、あっ!と思いました。



歌手の方の斜め後ろに座ってる男性が演奏している楽器を見て、これだ☆と確信。これはアゼルバイジャンの篳篥です。調べたら、この篳篥はBalabanという楽器と判明。日本の篳篥よりも大きくて、柔らかい音色ですね。以前半年間、篳篥を習っていたのですが、30分吹くと唇が麻痺して力が入らなくなるんですよ。音色が柔らかいので、辛さを感じさせないですけど、奏者の方は結構大変だと思います。
それにしても、この歌手の男性、とても歌が上手いですね。他の歌も聴いてみたいです。

それでは、Balabanだけの重奏をお聴きください〜♪






2014年2月4日火曜日

張林先生レッスン「一枝花」

雪が降ってきましたね。寒い、寒い。

2日の日曜日に、張林先生のレッスンを受けました。
アメリカ修行で帰りで、殆ど二胡練習ができなかったのですが、なんとか頑張りました。

「一枝花」レッスンの二回目でした。
曲解説の中で、山東省の特徴を教えて下さいました。その地域の音楽を表現するには、まずその地域のことを知ることですね。訪れたことの無い場所は、イメージがなかなか決まりませんが、先生は地域の食べ物のお話を交えて教えてくださいます。食文化からイメージを固めていく曲作りも良いですね。

この「一枝花」はドラマチックでとても素敵な曲ですが、揚琴伴奏も素晴らしいです。特に前奏の揚琴の旋律は格好良いです♡ 揚琴の音に導かれ、自然と曲の世界に入り込めます。

いつも「思いっきりは良い」と評価してもらえるのですが、繊細な部分の表現が足りません。“花”を上手く表現できない私。女性らしらがゼロえもん、なので、女性らしさをこれから研究していきたいです!

基礎練習もたくさんしないと駄目、ということもわかりました。
長い道のりです〜〜〜(汗)

次回の張林先生のレッスンは3月2日(日)です。課題曲は「豫北叙事曲」。
この曲も名曲ですよね♪



2014年2月1日土曜日

アメリカで二胡演奏♪

26日、アゼルバイジャン人大集合の会で、Hasanov先生と二胡で共演しました♪

左から:Hasanov先生、私、
イラン人パーカショニストのPezhham Akhavassさん
先生の奥様の提案で、先生のKamanchaの演奏の後に二人で演奏することになったのです。

先生と共演〜〜〜!!
とても嬉しいお話だったのですが、私が持参した安物人工皮二胡は音が硬くてあまり良い音ではなかったので、お断りしました。でも、先生はいつもの調子で「大丈夫、大丈夫」と言われ、結局演奏することになりました。

マイクを使って演奏したのですが、録画した音を聴くと、やはり音が良くないです。生音のほうがまだ良かったかも(涙)


演奏曲は二曲、アゼルバイジャンの歌「LACNIN」と「GOYGOL」です。
GOYGOLは青い湖という意味だそうです。
ノリの良い曲なのですが、曲を覚えて練習する時間が無く、しかも速いので、混乱しました。本番である部分のメロディーを忘れてしまったのです。先生がすかさず助けてくれましたが、失敗してしまって残念です。

プロは、やはり速い曲は速く弾くみたいです。
演奏前は「あまり速くひかないよ」とか言ってくれたんですけどね〜。