2012年9月29日土曜日

チャイコフスキーのトリオ

先ほど帰宅する途中で最終バスを待ったいたら、少し酔った70歳代前半くらいのお爺さんに、「この背中にしょっている長いものは何ですか?」と訊かれました。

私:二胡という楽器です。中国の・・・・・

お爺さん:あ〜〜!

と言って、二胡を弾くマネをしました。

その男性は、新宿の高級中華レストランで二胡の生演奏を聴いたことがあって、その時に二胡の音色に魅了されたそうです。

お爺さん:昔はベースを弾いたこともあったけど、40年も前ね・・。三流だね。二流半にもなれなったんだ・・・。

お爺さん:チェロが好きでね。得にチャイコフスキーのトリオが好きで、半年か一年に一度は聴くんだよ。

私:そうなんですか〜。トリオ・・・、今度聴いてみますね。

バスの中でも、
  
お爺さん:チェロの音色が好きでね。チャイコフスキーのトリオは良いんだよね〜。

そう何度も言いながら胸に手を当てて、熱いものがこみあげてくるんだ!という動作をしていました。そうこうしているうちに、お爺さんが降りるバス停に着いてしまいました。

バスを降りる時、そのお爺さんは
「聴いたら、あなたの音楽が変わるよ〜!
とバス中に聞こえるような大声をだして、バスを降りていきました。

おうっ、そうですか。では聴いてみます!と早速探しました。
お爺さん、この曲ですよね?


チャイコフスキー作曲 ピアノ三重奏曲 Op.50「偉大なる音楽家の思い出に」1楽章





2012年9月26日水曜日

胡弓・越中おわら風の盆

ある生徒から「越中おわら風の盆を教えて下さい!」と随分前にリクエストがありました。

30歳代の女性から民謡のリクエストがくるとは思わなかったので、少し驚きましたが、旋律が綺麗なので、二胡で演奏しても上手く行きそうに感じ、OKしました。

でも、教えるにはそれまでに準備しないといけないんですよね。
楽譜がなければ作らないといけないですし、曲の背景も知らないといけません。
民謡を聴いたり、歌詞の意味も理解しないといけないです。
そして一番重要なのは、私が二胡でちゃんと演奏できないといけないんですよね。
指導するまでには結構時間がかかるのです。

残念ながら、私は胡弓を演奏したことが無いのです。
生演奏やレッスン風景を見た事は何度もあるのですが、弾いた事はありません。

私の古琴の先生は胡弓も教えてらっしゃいます。
私のレッスンの後に胡弓の生徒さんがいらした時は、じい〜っと観察していました。私はユ〜ルユルでボ〜サボサの弓の毛がとても気になり、いつもそこばかり見ていました。弾く弦を換える時は、楽器のほうを動かします。ここが二胡と違います。
楽器の方向を変えながら、ポジション移動もするんですよ。凄いですよね。

胡弓は二胡よりも難しいのではないでしょうか。


「越中おわら風の盆」は有名ですね。
2013年の「おわら風の盆カレンダー」
越中八尾観光協会のfacebookを発見しました。
来年のカレンダーを発売しています。
表紙写真は、門名寺(もんみょうじ)の正面に位置する今町の踊り手で、月ごとに11の町の踊り手や地方(じかた)の写真を掲載しているそうです。
http://www.yatsuo.net/kankou/news/news/post_34.html

いつか八尾町を訪れてみたいです〜♪


2012年9月24日月曜日

ウズベクな夜☆

最近、急に涼しくなってきましたね。ようやく秋が到来したようです。

昨晩は西荻窪の「奇聞屋」さんで、大平清先生のサズ&ドタール演奏とウズベクダンスの先輩アーニャさんの舞踊を楽しみました♪

7月1日の丸ブログ「サズ体験レッスン!」にも書きましたが、大平先生はサズの体験レッスンでお世話になった方です。

今回は、トルコやウイグル等の曲を演奏してくださいました。大平先生は歌も唄います。恋の歌もたくさんご披露してくださいました。

サズとドタールの音色はかなり違いました。
ドタールは絹弦だそうです。
二胡も、絹弦のものとスチール弦のものでは音色がかなり違いますよね。

大平先生のホームページから、それぞれの楽器の音色の聴き比べが出来ますよ。

ウズベクダンスの衣装はこんな感じです。
アトラスを着て踊るアーニャさん
妖精アーニャさん
このような衣装を着て、長い三つ編みを編みます。
ドッピというウズベキスタンの帽子↓を被って踊ったり、帽子に羽を付けて踊ったりもします。

大平清先生&アーニャさん

三つ編み、とても長いでしょう。
ウズベクダンスは回旋舞踊なので、よく回転します。その度に長い三つ編みが激しく動いて、躍動感がでるのです。女性ならではの動きもありますが、長髪も女性ならではのセックスアピールですね♪

アーニャさん、綺麗でした〜☆☆☆☆☆













2012年9月20日木曜日

カヤグムコンサート♪

アンニョ〜ン!

チャンネルと回すと、大抵どこかのチャンネルで韓国ドラマを放送していますね。
私は、朝10時から放送されているの韓流ドラマを録画して楽しんでいます。この時間の韓流ドラマは深刻でないものが多いので、気楽に観られます。

去年ソウルに初めて訪れて以来、韓国に興味が出てきましたが、韓国の伝統音楽には以前から興味がありました。

特にカヤグム(伽耶琴)↓の音色が好きです。いつか習いたい楽器のひとつです。



10月14日に神奈川県立音楽堂で韓国音楽のコンサートがあるので、聴きに行ってきます。

カヤグム奏者の池成子(チ・ソンジャ)さんがカヤグムの演奏と歌を唄います。


他には、
テグム(横笛)
ピリ(縦笛、リード楽器)
アジェン(箏を弓で弾く楽器)
の演奏もあります。






アジアの楽器図鑑
↑こちらでは、アジアの民族楽器の音色を聴く事ができます。民族楽器はたくさん種類がありますし、形が似ているので、時々どこの国の楽器なのかがわからなくなる時があります。そういう時はこちらで教えてもらっています。
なかなか楽しいですよ〜♪





太極拳に合わせて二胡演奏

来月、太極拳に合わせて二胡を弾く事になりました。

西朝霞公民館祭り」が10月13日と14日に行われるのですが、太極拳の発表は13日の午前中に行われることになったのです。実は私の生徒二名がその会のメンバーなのですが、今回は特別に、私も二胡の演奏で皆さんとご一緒させて頂くことになりました。

以前、新潟県で行われた太極拳の大会で、太極拳と一緒に演奏したことがありましたが、その時は「月夜」を演奏しました

“24式太極拳”の曲!というと、私はこの曲を思い出します。



このメロディー、お聴きになったことはありますか?
聴いているうちに、「今度、二胡のレッスンで教えようかな〜♪」と思い始めました。

お二人は日頃、ジャー・パンファンさんやチェン・ミンさんのCD合わせて舞われることが多いそうなので、今回は賈さんの曲の中から選ぶことにしました。
ジャーさんが演奏される曲は比較的ゆったりしていますし、あまり速度の変化も無いので、太極拳に合うようです。

それから、鎮静効果もあるかもしれません。
アメリカに住む姉が、姉の赤ちゃんを寝かしつける時に「いつも二胡の曲を流しているのよ〜」と言って、ジャーさんの曲が収められている癒しのCDを見せてくれました。

日頃自分があまり演奏しない曲を、何かのきっかけで演奏する、というのも良い経験ですね。

新しい発見がありそうです〜☆☆☆



2012年9月11日火曜日

オカリナブーム到来?

“ Bienas Taedes !! ”



「ボク、南米から来ました〜!」

この子は手のひらサイズの小さなオカリナです。
先日、吉祥寺の「チチカカ」で出会いました。素焼きの色合いとお目目に一目惚れです♪
リャマ・・・、アルパカ・・・?と迷いましたが、耳の形&位置と顔の感じはリャマ似でなので、リャマとしました。

このリャマさんは素朴な声で、おとなしめです。

私の技量では1オクターブしか音域が出ないのですが、お上手な方ならばそれ以上出せるかもしれません。

実は、最近オカリナに興味があるのです。
二胡以外にオカリナも習っている生徒が二人いるので、その影響かもしれません。

お楽しみ会で二胡と合わせて演奏してくれたのですが、オカリナは二胡との音色の相性が良いんです。音量もあまり大きくないので二胡の邪魔になりません。二胡と音色が違うので、斉奏をしてもGood!
今度、リァマちゃんと二胡でハモってみま〜す!

アンデス・アルテ」さんで、オオハシやインコ、フクロウ、ブタさんのオカリナを発見!私は首を傾げているオオハシ&インコが気に入りました。
作り方も紹介されていますので、ご興味のある方はご覧下さい。








2012年9月9日日曜日

今更ですが、音階練習を始めました〜

姜先生の教室では、音階等の基礎練習はしません。
驚きでしょう〜。

私が教室に入った12年前、先生の個人レッスンを受けていました。
ゼロからのスタートだったので、入れるクラスがなかったのです。
30分間個人レッスンを受けたのですが、その時は、劉天華の練習曲を数回練習しました。でも数回だけです・・・。その後は、曲だけのレッスンになりました。


現在、私は姜先生の教室で講師をしています。
皆さんとても熱心で、たくさん時間をかけて練習をされていらっしゃるのですが、その割に音があまり正確でないような気がします。その原因は、「基礎練習をする習慣が無い!」ことにあるようです。

ある日、生徒の一人から「オススメ練習曲楽譜がありますよ〜」と、この↓楽譜を教えてもらいました。見てみると、なかなか良さそうです。そこで実験的に、その生徒さんの班で
一人1冊ずつ購入して、最初から練習することにしました。

楽譜「二胡音階琵音練習」左:数字譜 右:五線譜

これは上海音楽学院の教授、王永徳先生が出された「二胡音階琵音練習」という楽譜です。
私は数字譜と五線譜、両方を買ってみました。

【丸の印象】
×フォントが小さい:楽譜の数字が小さいです。余白多し。不思議・・・。
あまり長くない
お手頃価格
薄く軽め:数字譜のほう

不思議なところもあります。五線譜と数字譜で調の順番が違うところがありました。
ミスかも〜〜。

特に良い点◎は、同じ課題(3度練習、5音階練習、等)で6つの調の音階を続けて練習することです。調の意識も身に付きますし、指の位置に敏感になるような気がします。

これからの皆さんの成長を、楽しみにしていま〜す♪









2012年9月5日水曜日

左手で二胡を弾いてみました

私は左利きです。

左利き二胡仲間と時々話題になる事・・・、それは
手で弓を弾いたら、もっと上手く弾けるのか? です。

今まで何度も話題に上がってきましたが、自分で試したことはありませんでした。

先日、なぜかそのことが気になって仕方なくなり、昔弾いていた二胡を使って実験してみました。弦を逆に張り、右腿に二胡を置いて、左手に弓を持って弾きました


結果は、予想通り 別人みたいにしっかりと弾けた! です。

手首もグニャグニャ曲がらないですし、音もはっきり鳴ります。
弓も端から端までしっかりと使えます。

右手も左手と同じように弾きたいので、これからの対策を考えなければなりません。

対策・・・・・?
右腕と右手首の強化をする、と意識を右腕や肘に集中させる、でしょうか。

姜先生は昔バトミントンをされていたそうです。日本では筋トレや水泳をされていらっしゃいました。中国に戻られても水泳は今も続けていらっしゃるそうです。私も少し筋力アップのために何かをして、右側を強化しようかな〜、と思っています。

弦を押さえるほうの右手ですが、腕に力が入らないので、棹を上手く支えられませんでした。右利きの皆さんの場合は、左腕に力が入らないのですね。

これからは、生徒それぞれの利き手を訊いて、利き手別指導をしないといけないな、と感じました。